December 31, 2004

愛知県に行ってきました。

昨日は定休日を利用して大掃除をしました。スタッフみんなの頑張りでディモンシュ、doisともにピッカピッカになりました。これで新年を迎える準備は整いましたよ。さて、今週の火曜日は「カフェ・スイーツ』の取材で、愛知県の西尾というところに行ってきました。小田原から新幹線のこだまに乗って豊橋で下車。豊橋から名鉄(私鉄です)に乗り換え。初めて名鉄に乗った訳ですが、実は子供の頃からの憧れの電車だったんです。小田急のロマンスカーに似た形の電車が走っていたんですよ。関東で生まれ育ったぼくにとって、中部地方を走る私鉄に乗る機会に恵まれず、いいオッサンになってしまったわけですが、とうとう乗車できることになりました。しかも、憧れのパノラマカーの車両でした。浮かれる気持ちをおさえつつ、先頭車両にむかったのです。誰もみてなかったら、欽ちゃん走りだってできましたよ、それぐらい嬉しかったんですから。しかし、あいにくにも一番前の席は埋まっていたので、ちょっと後ろの見晴らしの良い席に着席。それでも、気分が良かったです。西尾には、新安城駅で名鉄西尾線に乗り換え。西尾線終点は蒲郡駅です。蒲郡といえば1年半前の夏に、友人達とエ・オ・チャンのライブを観に行った場所です。日系ブラジル人向けのイベントだったので、会場となった無人島にいた人の9割がブラジル人という、まるで日本にいることを忘れてしまうかのようなイベントでした。そんな懐かしさに浸っているうちに、西尾駅に到着。そして、お目当てのコーヒー屋さんへと向かったのでした。そのコーヒー屋さんで4時間も長居してしまって、結局そのお店の常連さんに新幹線の三河安城駅まで車で送っていただき家路につきました。

年末なんで水曜日のことも書きましょう。水曜日は平常営業しながら、午後から小柳帝さんのひとり会という、イベントを行いました。帝さんはディモンシュで隔週月曜日に行っているフランス語講座「ROVA」を主宰しながらも(7年続いてます!)、音楽や映画、知育玩具等々に関することで活躍されている方です。鎌倉でも雪が降るくらい寒い日でしたが、夕方からお客さんが増えていきました。ぼくは、お店の仕事を一段落させて『Banca』3号の取材で平塚へ。日本で活躍するブラジル人ということで、ある方にインタビューをしました。興味深い話がたくさん聞けましたので、次号の『Banca』を楽しみに待っててください。と慌ただしい毎日を送っているマスターでした。今年はディモンシュを始めてから10年という節目の年でした。長くもあり短くもあった10年でしたが、振り返ってみるといろいろありました。ないわけないかって、10年ですもんね。また明日からスタッフのみんなとフレッシュな気持ちで頑張っていこうと思っています。これからもよろしくお願いします。今日は長くなってすいませんでした。(マスター)


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December 05, 2004

福岡空港

土曜日に福岡から帰ってきました。帰る日は早く福岡空港に到着したので、空港散歩をしました。空港とか駅って、なんか好きなんですよね。いるだけで気持ちが昂っちゃって。あぁ、旅にきたなって。用もないのに、羽田空港内の居酒屋で、飲み会もたまに開催しています。参加しますか?ちなみに嫁さんと結婚式を挙げたのも東京駅でした。福岡空港に話を戻すと、東京から発着する第一ターミナルよりも、第二ターミナルの方が風情があってツボにはまりました。昔の邦画やコントのセットにでてきそうな雰囲気。展望台にのぼって、しばらくボンヤリしてきました。隣には親子連れがいて、飛行機に向かって手を振っていたから、ぼくも一緒になって振ってみたら、子供が喜んでくれて、手に持っていたあめ玉をくれました。ベトベトだったけど。今回の福岡は短い滞在でしたが、新しい出会いもあって楽しかった。
それにしても福岡のカフェの数はすごいですよ。ちょっと歩くと、すぐカフェがあるんですから。びっくりしマスター。あ〜、また書いちゃった…。週刊誌の中吊りよりヒドイですね。(マスター)


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December 02, 2004

東北で

志津川に行ってきたことは、3日前のブログにも書きましたが、思い出したことがありましたのでまた書きます。仙台から志津川へは電車で約2時間半。新幹線だと東京に帰ってこれちゃう乗車時間です。途中、東北本線の小牛田駅で乗り換え。乗り換え時間が40分あったので、コーヒーを飲もうと駅周辺を探索することに。同行してくれた丹治さんと一緒に、ぴゅーぴゅーからっ風が吹く中、喫茶店を求めて改札を出ました。旅先で偶然入った喫茶店との素晴らしい出会いってありますよね。自然と期待も膨らみます。しかし、歩けど歩けど喫茶店らしいものはありません。丹治さん曰く、東北のこのような町では駅周辺ではなく国道沿いにお店は集中しているんだとか。40分ではとても往復できそうもないのであきらめて駅に向かって歩いていた時、一軒の洋菓子屋さんが目に入ってきました。おぉ全国的にある○○堂ではありませんか。店内にはガラスのショーケースと、赤いテーブルクロスがかけられていた一組の、客席ともディスプレイともとれるテーブルとイスが置いてありました。看板には喫茶、軽食の文字もあったので、恐る恐る店内に入ってみると、奥からおばあさんがいかがわしいものを見るような視線のまま「いらっしゃいませ〜」と出てきました。唯一の席に座るように案内されたのですが、身の潔白を証明したくって「コーヒーはありますか?」と簡潔に注文。「はいはいコーヒーふたつねぇ。」首を傾けながら、のれんの奥へと消えて行ってから、20分近くは経ったでしょうか。無音の中(奥からも何も聞こえません)、おばあさんがコーヒーを持ってくるのを待っていました。乗り換え時間も迫ってきて、少し焦ってきたその時、おばあさんがコーヒーをふたつ運んできてくれたんです。「もしかしたらおばあさんが一生懸命ドリップしてくれたのかなぁ」そんな感謝の気持ちを抱きつつ、一口コーヒーを啜ってみると。出ましたぁ!。なんと!というかやっぱりというかインスタントコーヒーだったんです。お店で飲むインスタントは初めてだったので、軽いショックを受けていたぼくに、丹治さんは余裕の姿でコーヒーブレイクを楽しんでいるではありませんか。なんで?ぼくの問いに、「こういうのって初めてじゃないんですよね〜、前にも福島でありましたよ。」そうですか。確かマンハッタン・ラブストーリーにも、こんなシーンがありましたねぇ。お店で販売しているパウンドケーキの端っこの部分を「食べなさい」と言って出してくれたおばあさん。気がつくとすっかり、おばあさんのペースになっています。そうか、お店に来てるってことじゃなくて、おばあさんの家にお茶しに来てると思えば良いのかって、自分で自分を納得させることにしました。でも帰る時には「コーヒー一杯¥300ね」って言われて現実に戻ってしまいましたが…。駅に戻る途中、丹治さんとあの空白の20分は何だったんだろうね。という話になって、きっとお湯を沸かしていただけでは?という結論に達しました。いやぁ東北は奥が深いですね。みちのぉくですから…。(マスター)
画像は本文とは、まったく関係ありません。志津川駅で見つけたお土産。ネーミングからして買わずにはいられませんでした。


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