March 13, 2005

カーニヴァル

 ところで、サルバドールのカーニバルですが、リオのカーニバルとの違いは観客が参加するところです。リオのようなサンバ隊は歩いてないんですよ。かわりにブロコと呼ばれるグループでパレードします。マスターと私はアラ・ケトゥというアーティストのブロコに参加。お金を払ってブロコのTシャツを事前に買うんです。アーティストは改造巨大トラックの上に乗り、そのトラックの周りを長〜いロープで囲い、Tシャツを買った人だけそのロープの内側にはいり、トラックと共にパレード出来ます。

 私達は通りを下ってきたブロコに途中から合流。前日もアラ・ケトゥのライブに行ったので、知っている曲ばかりで、いきなりスコ〜ンとねじがはずれ、飛び跳ね踊るマスターと私。途中でトイレやごはんを食べるために抜けてもそのTシャツを着ていればすぐ入れてもらえるんですよ。ロープの中とひとくちに言っても、その中には1000人くらいの人がいて、その周りにはロープを持つアルバイトの人達、その外側には一般の観客、物売りがひしめいていて、それはそれは想像を絶する規模!!あんなにたくさんの人を初めてみました。なんというか、通りや丘陵の起伏にそってあらゆる所が群集でうめ尽くされていて、おそろしくエネルギーが満ちていて、ここで何かが起きたらやばいという興奮と恐怖で神経がぎんぎんになります。クワーッとなります。参加する前にH松さんにもらって飲んだ精力剤のせいもあるかも(笑)。

 ロープ内は一応みなお金を払った人ばかりなので、安全なんですが、とはいっても血だらけの奴もいれば喧嘩してる人もいるし、お酒になんかいけない錠剤らしきものをいれてシェイクしてあおってる人もいるし、女の子に無理矢理キスしてる強制わいせつな奴もたくさんいます(笑)。でもみんな心から楽しんで笑顔です!ロープ内にも物売りが入ってくるので私達もビールを飲みつつずーーっと踊りヘロヘロです。途中私達のブロコの後ろに、大好きなイヴェッチ・サンガロのブロコが来るので、後ろの方へ移動しようとしたのですが、トラックの近くは怖いくらいの人の密度であまりの圧迫感と密着感で意識朦朧となったので断念。曲に合わせて人が一斉に動くので、ぼんやりしていられません。足元は踏まれてもいいようにみんなスニーカー(ブルース)です。パレードの終着点近くでH松さんに無事会うことが出来て、初参加終了!実はノリノリで楽しんでいた私達も終点が近付くにつれて、もしH松さんと出会えなかったらどうやって帰るんだろうか…と不安になっていたので、一安心。燃え尽きました……パタリ。(C)

画像はイヴェッチのブロコがやってきたところです。もちろん写真を撮るのも命がけです。


00:09:04 | cvdois | | TrackBacks