December 09, 2007

日本コーヒー文化学会に行く

 今日はスタッフのサイトーちゃんに代わってもらって、日本コーヒー文化学会の第14回年次集会に出席しました。今回のテーマは「ブラジル」。行かないわけには行きません。
内容は、
・講演「出稼ぎからデカセギへ」 三田千代子
・講演「日本人がブラジル農業・コーヒー生産の発展に果たした役割ー日本人のブラジル移住100周年を前にして」 塩谷哲夫
・シンポジウム「カフェパウリスタにまつわる人たちの秘話」 長谷川浩一、畔柳潤、衛藤正徳、星田宏司

分科会
・講演「日本・ブラジルの友好の架け橋を支えたコーヒーの探究」 田中昭彦

ということで、データをもとに話を進めてくれた三田さんの話は興味深かったです。またパウリスタについてのトークも、水野龍さんのその後や初めて知る事柄も多かったのでためになりました。特に第一回の移民船「笠戸丸」が、元々バルチック艦隊所属の船で、日露戦争の時の戦利品としてロシアから拿捕してきたこと。1945年にロシアによって沈められたことなど。もしかしたら本で読んでいたことかもしれませんが、あらためて知識として頭に入りました。

小会議室に移って行われた分科会。日伯のコーヒーの現場に長年従事されていた田中さんの話はリアルな現場の話中心だったので面白かったです。

 とても半日では足りない内容でした。また企画していただきたいです。



22:32:22 | cvdois | | TrackBacks