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music diary september~travel

　毎月リリースしているコンピレーション・シリーズ「music diary」の9月が8月8日(水)に発売になります。月を重ねるごとに、認知度がアップしています。今回はフリペ「dimanche」の編集でおなじみの小野郁夫さんの選曲です。小野さんに選曲についてのコメントをいただきました。

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「travel」の選曲を担当した小野郁夫です。70年代のシンガーソングライター全盛期、そしてAOR初期の名盤と呼ばれる音楽の中から、旅心をかきたてるものを集めました。とはいえ、あくまでもイメージの話。直接、旅について歌っているのではなく、一人旅してる時にこんな曲を聴いたら、この先に待っている冒険にちょっとうきうきしたり、家のことを思い出してしんみりしたりするだろうなあと感じる歌という意味です。例えば、『claro』ファンには馴染み深いだろうカエターノ・ヴェローゾは、彼がロンドンに亡命していた頃の作品「ロンドン・ロンドン」を選びました。ポルトガル語なまりの英語の響きが、故郷を遠く離れてしまった孤独感をいっそう際立たせています。全体としては、楽しくスタートした旅が、時間が経つにつれ、家族のことなどが頭に浮かびだんだんセンチメンタルな気持ちになる、というような流れしたつもりです。ぼくにとっては30年以上も聴き続け、いまだに飽きない素晴らしい曲ばかりですが、この時代のこういうタイプの音楽にあまり馴染みのない人にこそ、ぜひとも聞いていただきたいと思います。

music diary september~travel
UICY-4409 2300yen

After Hours / The Velvet Underground
アフター・アワーズ／ヴェルヴェット・アンダー・グラウンド
Rodeo / Livingston Taylor
ロデオ／リヴィングストン・テイラー
Stay / Severin Browne
ステイ／セヴリン・ブラウン
Devlin’ / David Grisman
デヴリン／デヴィッド・グリスマン
Oh My Daling / Lambert & Nuttycombe
オー・マイ・ダーリング／ランバート＆ナッティカム
Happy In Hollywood / David Batteau
ハッピー・イン・ハリウッド／デヴィッド・バトウ
Hey Hey Hey,She’s O.K. / Alzo & Udine
ヘイ・ヘイ・へイ・シーズ・OK／アルゾ＆ユーディーン
And You Never Knew / Howdy Moon
記憶のかなたに／ハウディ・ムーン
Easy Evil / Larry Carlton
イージー・イヴィル／ラリー・カールトン
While The City Sleeps / Nick DeCaro
町は眠っているのに／ニック・デカロ
Ask Me Now / Ben Sidran
アスク・ミー・ナウ／ベン・シドラン
London, London / Caetano Veloso
ロンドン・ロンドン／カエターノ・ヴェローゾ
Little Italy / Stephen Bishop
リトル・イタリー／スティーヴン・ビショップ
I Like London In The Rain / Blossom Dearie
アイ・ライク・ロンドン・イン・ザ・レイン／ブロッサム・ディアリー
Pink Moon / Nick Drake
ピンク・ムーン／ニック・ドレイク
Second Story Window / Marc Benno
セカンド・ストーリー・ウィンドウ／マーク・ベノ
Long Hard Climb / Ron Davies
ロング・ハード・クライム／ロン・デイヴィス
The Drifter / Pisano & Ruff
ザ・ドリフター／パイザノ＆ラフ