February 21, 2007

カーニヴァル

 2月18日(日)。この日は、ぼくにとって忘れられない日になりました。初のリオのカーニヴァル体験。どんな衣装になるのか、ちょっとドキドキでした。ほとんど裸だったらどうしようとか…。前日、ホテルに届いた衣装を試着した感じは「??」でした。鏡に映る自分の姿は、まるで小学生のよう。かぶり物から靴や小物まできっちり揃えてあるので、細かい徹底振りに感激しました。

 ぼくたちの参加するチーム「マンゲイラ」は、創設1928年の伝統あるエスコーラ・ヂ・サンバ。チームカラーは緑とピンクです。今年のテーマは「われらが祖国のポルトガル語」。約4500人で構成されるパレードで山車の数は8。アーラ(グループ)の数は35。ぼくらの出番は22番目のアーラで、「教化されたインディオ」というテーマでした。エンヘード(テーマ曲)も完璧に覚えて、あとは出場するだけ。

 ツアーに参加している人たちも着替えてロビーに集合。ひとりだと、ちょっと気恥ずかしかったんですが、まとまった人数だと圧巻です。一通り記念撮影をして会場へ。会場付近は、出場者、観覧者、物品販売者、ダフ屋、いけない感じの人まで、とにかくもの凄い人でごった返しています。出番の2時間前に到着しました。ブラジルは夏なので、衣装の熱いこと。体からでる大量の汗をじっと我慢して、出番が来るのを待ちました。10人ずつの隊列を組んで準備万端です。しばらくすると夜空には花火が。花火が上がると、スタートの合図です。徐々に前に進むに連れて、ボルテージが一気にグワッと上がっていきます。会場はたくさんの人。映像でしか観たことのなかった世界が目の前に。あっという間の出来事でした。エンヘードを歌い、踊って、行進して、気がつけばゴール地点を通過。自分たちのグループ周辺しか観れなかったので、マンゲイラのパレードが全体でどういったものだったかわからなかったのですが、評判は良かったそうです。
 
 今回、実際に参加してわかったのは、カーニヴァルは多くの人達によって作り上げられている芸術的なイベントだったということ。山車の大きさや衣装の華やかさ、ダンサーやバテリア隊(打楽器隊)の迫力など見える部分はもちろんのことですが、それを支える多くの裏方スタッフたちの真剣で一生懸命な姿が感動的でした。貴重な体験をさせていただきました。(マスター)





Posted by cvdois at 11:17 P | from category: ブラジル旅行 | TrackBacks
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