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Quarteto Em Cy 『Singles Plus More』1

　3月からユニバーサルミュージックよりリリースしてきましたブラジル音楽リイシュー・シリーズ「Estrelas Brasileiras〜ブラジルの星たち」の第5弾が9月26日に発売になります。今回は、世界初CD化の『タンバ・トリオ1968』、『チタ』、『オス・カリオカス/私の恋人』の他に、『クアルテート・エン・シー/エン・シー・マイオール』、『クアルテート・エン・シー/シングルス・プラス・モア』というラインナップとなっています。今回の発売で年内のシリーズは終了になりますが、昨年末から進めてきたこの企画で、他にもCD化したい作品はまだまだあったんですよね。なかなかブラジルサイドのOKがでないものが多かったのですが…。
　
　クアルテート・エン・シーの『シングルス・プラス・モア』は、今シリーズのハイライト的作品で、かなり力入ってます。エン・シーが68、74、75年に発表したアルバム未収録の3枚のシングルを中心に、オリジナルアルバムには収録されなかったトラックから、若林佳起さんと一緒に選曲しました。この作品は、若林さんといつかやりたいとずっと話していたものだったので、実現出来て本当に良かったです。『music diary May』のラストに収録されている「Gostava Tanto de Voce」は、74年のシングルに収録されていたものでした。『Sucessos Em Cy』はVol.1、2の2枚出ていましたが、完全な形でのCD化は今回世界で初めて。メンバーとも親交のある若林さんによれば、本人たちもかなり喜んでくれているとか。70年代のエン・シーは良質なアルバムを残してくれていますが、『シングルス・プラス・モア』はそれらにも遜色ない内容となりました。

今日の画像は74年のシングル『Sucessos Em CY』。これに「Gostava Tanto de Voce」が収録されていました。