September 07, 2005

ブラジル映画祭、その他

 夏の疲れがでてしまったせいか、ちょっと風邪をひいてしまいました。でもじっとしていられない貧乏性と、魅力あるイベントが目白押しだったので、体にムチうって出歩いてます。先週のセウ・ジョルジのライブは素晴らしかったですね〜。彼のこれまで歩いてきた道のりと、これからの可能性をも感じることができたので大満足でした。

 セウ・ジョルジのライブ前日、サンパウロでお世話になったN谷さんが一時帰国されたので、夕食を鎌倉駅の2階にある「こまち市場」(通称こま市)で。こま市には、近所の友人たちとサマーストアというミニコミを作っていた時に、よく行った店でした。久しぶりのこま市はメニューも変わって別のお店のようでした。

 9月に入った途端、夏のにぎやかさも嘘のように鎌倉は静かになりました。先週末はのんびりでした。月曜日は上ちゃんに代わってもらって、ブラジル映画祭を開催している飯田橋の日仏学院まで。朝10時からの上映だったので、家を出たのが8時半でした。その日は『シャメ・ジェンチ トリオ・エレトリコ物語』、『オ・オーメン・ド・アーノ』の2本を鑑賞。思っていた以上にお客さんが多かったのが印象に残りました。1本目の『シャメ〜』は、今やバイーアのカーニヴァルの象徴でもあるトリオ・エレトリコ(音響装置とステージ付きトラック)の誕生を追ったドキュメンタリー・フィルム。次から次へと出てくるミュージシャンを観ているだけで、楽しかった。『オ・オーメン〜』の方も、罰ゲームで髪の毛を金髪にしてしまったがために、人生を転がって行く一人の男を主人公にした作品。テンポもよくて面白い作品でした。もう公開がおわったので書いてしまいますが、主人公は殺人を繰り返しその行為にためらえさえなくしていくわけですが、飼っていた食用の子豚を調理された時の怒りように、いろいろ考えさせられました。『オ・オーメン・ド・アーノ』のサントラがclaroへ入荷しています。気になった方はぜひ。映画を観終わった後は、神楽坂のPOW WOWでお茶。

 そして昨日もブラジル映画祭へ。サンパウロのレコード店付き住宅が舞台になった『ドゥルヴァル・レコード』を観ました。ブラジル音楽ファンだったら、たまらない音楽が全編に渡りBGMとして使われています。今日はclaroの店番の日だったので、主人公であるドゥルヴァルと自分がダブってしまいました(笑)。チン・マイアのracional1と2を売るシーンが出てきたけど、ぼくが買いたかった…。特に2の方はレア盤で、1枚50レアルとしても安いと思う…。映画の方は序盤から中盤までのテンポや展開が面白かったんですが、終盤になってドーンと重くなっていくストーリーでした。ブラジル映画は、今回の3作品と数本しか観ていないですけど、終わり方が独特な感じがしました。フランス映画とも違う結末なんですよね。もっともっと観てみたいです。(マスター)

画像は3年前にブラジルで出ていた『TIM MAIA RACIONAL』の1と2が一緒になったブート(海賊盤)CD。これで我慢してます…。

 
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20:22:02 | cvdois | | TrackBacks